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注目トピックス 日本株/極東貿易 Research Memo(4):2023年3月期業績は2020年3月期の利益水準に回復

2023/09/26 12:24

*12:24JST 極東貿易 Research Memo(4):2023年3月期業績は2020年3月期の利益水準に回復
■業績動向

1. 2023年3月期の業績概要
極東貿易<8093>の2023年3月期の連結業績は、売上高は前期比7.4%増の42,657百万円、営業利益は同31.8%増の1,000百万円、経常利益は同17.5%増の1,523百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同30.1%増の1,017百万円と、増収増益となった。営業利益は2期連続増益となり10億円に到達、2019年3月期の利益水準まで回復した。

高収益の要因は、機械部品関連部門のねじ関連事業の好調、産業素材関連部門の業績回復である。ねじ関連事業を担うヱトーが2020年3月期の営業利益を大きく上回り、2015年の子会社化以来、最高益を達成した。産業素材関連部門においては主力である北米・中国向け自動車用樹脂・塗料事業及び炭素繊維複合材関連事業がコロナ禍の影響で2年ほど低迷していたが2023年3月期になって回復基調となった。さらに昨今の円安ドル高の状況も収益向上を後押しした。ここ数年間は産業素材関連部門が全社の業績の足を引っ張っていたが、回復したと言える。

一方、産業設備関連部門は多種多様なマイナス要因が重なり、引き続き業績は低迷した。特に、ウクライナ情勢の影響によりロシア事業(ロシアEVバス向けリチウムイオン電池事業:売上高約10億円)は取引停止状態となり、消失した。ロシアについては同社のモスクワ事務所も閉鎖した。また、同社の得意先である国内大手鉄鋼メーカーの設備投資の先送りも業績回復の遅れの要因となっている。

同社はビジネス領域が幅広く、不透明かつ不確実な事業環境(コロナ禍の影響、ウクライナ情勢、世界的インフレなど)のなか、同社のビジネスにも大きな影響があったようだ。

親会社株主に帰属する当期純利益は、事業ポートフォリオ最適化に伴う構造改革費用及び減損損失等の特別損失が発生したものの、投資有価証券の売却益の計上や経常利益の増加などにより増益となった。

2. 2023年3月期のセグメント別業績
2022年4月より、報告セグメントを従来の4事業セグメントから「産業設備関連部門」「産業素材関連部門」「機械部品関連部門」の3事業セグメントへ変更した。

(1) 産業設備関連部門(旧 基幹産業関連部門及び旧 電子・制御システム関連部門)
産業設備関連部門は、事業ポートフォリオの最適化に基づき「産業インフラ関連事業」と「資源・計測関連事業」へと再編した。

2023年3月期の売上高は前期比8.5%減の11,591百万円、売上総利益は同2.5%減の2,878百万円と、減収減益となった。資源・計測関連事業においては自動車検査装置事業が堅調に推移し、洋上風力発電関連事業も本格的に立ち上がった。産業インフラ関連事業においては海外プラント向け重電事業が好調であったものの、ロシア事業の消失により落ち込み、全体的に低調に推移した。

(2) 産業素材関連部門
産業素材関連部門は、事業ポートフォリオの最適化に基づき、「機能素材関連事業」と「生活・環境関連事業」へと再編した。

2023年3月期の売上高は前期比21.3%増の13,039百万円、売上総利益は同12.6%増の2,023百万円と、増収増益となった。生活・環境関連事業において食品業界向け排水処理設備事業の立ち上げが遅れているものの、機能素材関連事業では自動車業界向け樹脂・塗料事業がコロナ禍及び半導体供給不足の影響が和らぎ北米・中国向けで回復したほか、炭素繊維副資材関連が堅調に推移した。

(3) 機械部品関連部門
機械部品関連部門は、ヱトーのねじ関連事業とサンコースプリングのばね関連事業で構成している。

2023年3月期の売上高は前期比10.7%増の18,026百万円、売上総利益は同15.8%増の3,999百万円と、大幅な増収増益となった。ばね関連事業は自動車産業向け定荷重ばねの量産受注終了により伸び悩んだ。一方、ねじ関連事業は、建設機械向け及び産業機械向けが国内や北米を中心に好調であった。住設向けも堅調に推移し、売上拡大に貢献した。ねじ関連事業はコロナ禍により2年ほど苦戦したが、回復した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水啓司)


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