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注目トピックス 日本株/NSW Research Memo(6):財務の健全性・収益性が極めて高い

2023/12/19 13:06

*13:06JST NSW Research Memo(6):財務の健全性・収益性が極めて高い
■業績動向

3. 財務状況と経営指標
NSW<9739>の2024年3月期第2四半期末における資産合計は前期末比1,195百万円増の41,858百万円となった。これは主に、受取手形、売掛金及び電子記録債権が減少する一方、現金及び預金、仕掛品、投資有価証券などが増加したことによる。負債合計は同218百万円減の10,566百万円となった。これは主に、買掛金や賞与引当金などが減少したことによる。純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期利益の計上に伴い、同1,413百万円増の31,292百万円となった。

以上の結果、流動比率(流動資産/流動負債)は前期末比21.6ポイント上昇の406.2%となり、短期的な支払い能力は極めて高い。また、固定比率(固定資産/自己資本)は同0.1 ポイント上昇の33.5%であった。固定資産(設備投資等)の調達は返済期限のない株主資本で十分にまかなわれており、無借金経営を続けている。自己資本比率は74.8%と同1.3 ポイント上昇し、東証プライム市場の「情報・通信業」の平均(2023年3月末平均30.6%)を大きく上回っていることから、財務の健全性は極めて高いと評価できる。同様に、同社の2023年3月期のROEは14.5%、ROAは14.0%で、東証プライム市場の「情報・通信業」平均の7.2%、4.1%を大きく上回っており、収益性も極めて高いと言える。

2024年3月期第2四半期末における現金及び現金同等物の残高は、定期預金の預入による支出などがあったことにより、前期末比6,551百万円減の8,800百万円となった。

各キャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動の結果得られた資金は2,852百万円(前年同期比2,194百万円の収入の増加)となった。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上に対し、増加要因として売上債権の減少、減少要因として棚卸資産の増加や法人税等の支払があったことによる。一方、投資活動の結果使用した資金は8,962百万円(同8,276百万円の支出の増加)となった。これは主に、定期預金の預入による支出によるものである。さらに、財務活動の結果使用した資金は446百万円(同0百万円の支出の増加)となった。これは主に、配当金の支払によるものである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)


《AS》
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