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同業他社が株価を上げているにもかかわらず、まだ上がっていない銘柄を探したいと思ったことはないだろうか。株マップ.comの「2匹目のドジョウを探せ!(出遅れ銘柄検索)」はそうした時に便利なツールだ。
このツールは、3700を超える銘柄の中から、過去90日の値動きが似ている銘柄をグループ化し、直近3日間でグループ内の他の銘柄と比べて値幅の乖離が大きい銘柄を抽出してくれる。つまり、今まで同じ値動きだった銘柄の中から、最近になってまだ他の銘柄に追従できていない銘柄を探すのに役立つツールだ。
例を見てみよう。「銘柄リスト」の中から銘柄コード(銘柄名)をクリックすると詳細な分析が現れる。
上の画面は4月11日終値時点での4527 ロート製薬の「2匹目のドジョウ」分析だ。株マップ.com独自のモデルにより、全銘柄のなかから10年11月22日から11年4月6日までの過去90日で似た動きをしている銘柄を抽出したものの1つだが、
と、見事に同じ製薬会社セクターの銘柄が抽出されている。
下部に表示されている「過去90日+3日の値動き」で、「10/11/22を100に変更」というリンクを押すと、過去90日に似た動きをしていることがわかるだろう。どれだけ似ていたかは、「分析」の欄にある「銘柄群の平均相関係数(信頼度)」を見て欲しい。ここでは0.91と書いてあるが、この値が1.0に近いほど、過去の値動きが似ていることになる。
そして、上部のチャートを見てみると、4月6日から11日までの過去3日間で、ロート製薬以外の銘柄が上昇しているのに比べて、ロート製薬だけが下落していることがわかる。具体的には、ロート製薬以外の銘柄群が過去3日で平均2.765%上昇しているのに対し、ロート製薬は-2.662%の騰落率となっている。
他の銘柄群の平均リターンと、ロート製薬のリターンとの乖離は5.427%だ。今後ロート製薬が他の銘柄に追従するというシナリオを描くとすると、想定される期待リターンは5.427%であると言える。「2匹目のドジョウを探せ!」では、この期待リターンを毎日、すべての銘柄の中から計算し、プラスの幅が大きな順に並べて出力している。
もちろん、ロート製薬だけが何らかの特別な理由で下落している可能性もある。なので、「2匹目のドジョウを探せ!」に大きな期待リターンが出ているからといって、すぐにその銘柄に期待するのは禁物だ。「分析」の欄にある銘柄基本情報のリンクをクリックし、その銘柄分析を進めてほしい。特に大きな材料がある場合は、中段にある「TDnet適時開示情報」にリアルタイムの開示情報がでてくるので、それも参考になるだろう。
なお、姉妹サイトの「デイトレ株マップ.com」にも出遅れ銘柄の検索が存在する。
トレンド出遅れ銘柄
https://dt.kabumap.com/servlets/dt/Action?SRC=deokure/base
こちらは株マップ.comの「2匹目のドジョウ」分析とは違い、あらかじめカテゴリ分けされたセクターの中から、トレンドに取り残された銘柄を探すためのツールだ。業種だけではなく、割安株や低位株、テクニカル妙味の強い銘柄、といったセクターも存在するため、より綿密な分析が可能になっている。また、デイトレード向けにその日の日中足をもとに出遅れ銘柄を見つけられるので、こちらもぜひ試してほしい。
★ 早速「2匹目のドジョウを探せ!(出遅れ銘柄検索)」を見る!
次回は、「銘柄管理スペース「マイ銘柄」の賢い活用方法!(前編)」です。
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