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前回はデイトレ株マップ.comで日中足チャートを分析するために使えるツール群を紹介したが、デイトレードで使うチャートは日中足だけではない。通常の日足チャートにも、当日のデイトレードに使える情報が多く含まれている。今回はそうしたツールを紹介したい。
デイトレ株マップで最も人気が高いのがこのコンテンツ「ピボットシグナル銘柄」だ。ピボットとは、前日の日足のローソク足の形をベースに当日の支持線(b1,b2)と抵抗線(s1,s2)の水準を予測する指標だ。詳しい計算方法はこちらを参考にして欲しい。
基本は、前日終値よりもある程度株価が下がっていれば支持線に触れるので買い、上がっていれば抵抗線に触れるので売り、という逆張りの指標となる。
デイトレ株マップでは、現在の株価が各銘柄の支持線付近(b1?b2の中間点と、b2?lbopの中間点の間のレンジ)を「買い強」、抵抗線付近(s1?s2の中間点と、s2?hbopの中間点の間のレンジ)を「売り強」としてシグナルを出している。また、日中に、一度でもhbopを越えたり、lbopを下回ったりした場合には、上昇トレンド、下降トレンドというゾーンに入ったとみなし、現在の株価が買いゾーン、売りゾーンに入ったとしてもシグナルは点灯しない。
各個別銘柄のリンクをクリックすると、その銘柄のデイトレチャート(ピボット)を表示する。デイトレチャートの「ピボット」では、毎営業日の18時頃に、当日のローソク足から翌営業日のピボット情報を表示している。営業日の日中は右側のピボット表示エリアに当日の日中足が描画されていくので、どのゾーンに株価が触れているのか一目瞭然だ。その右側に表示されている「ピボットシグナル分析」と共に活用して欲しい。
前日の日足と比べて、当日の寄付き時に大きく隙間を空けて寄りつくことがある。これをギャップ(窓を開ける)と呼ぶ。こうした状態のとき、最終的に前日の高値(または安値)に近づく(窓を埋める)ように取引が行われることが多い。これを利用して利益を狙うのがギャップアップ(GU)、ギャップダウン(GD)戦略だ。
「GU/GD銘柄」は、こうした窓が開いている銘柄を探し出すツールだ。
当日の寄付きの時点で前日終値と大きく乖離のある銘柄をギャップ(窓)の大きい順に並べてある。寄付き後変動率を併せて表示してあるので、上方向に窓を開けている場合(ギャップアップ)は、当日下がる傾向に、下方向に窓を開けている場合(ギャップダウン)は、当日上がる傾向にあることが解るようになっている。
朝9時、寄付きの時点でギャップの大きい銘柄をチェックすることで、当日のトレードの参考になるだろう。
デイトレ株マップには大胆にも当日のローソク足を予測してしまうというチャートが存在する。デイトレチャートの一つである「当日ローソク足予測」は、過去3日間のローソク足の形から、その日のローソク足の形状を予測する。
「当日ローソク足予測」は毎営業日の18時頃に過去の日足から予測される翌日のローソク足を表示している。また、営業日の当日朝に値がついたタイミングで、その始値を利用してローソク足を再定義しなおすことで、より精度の高い予測を出そうとしている。
もちろん、こうした過去の日足に基づいたシグナルや予測は、当日、突発的な材料などによる影響は考えられていないことには注意が必要だ。
次回もローソク足の形に注目したデイトレードツールの紹介を行う予定だ。
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